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お口の中を健康に保とう~電動歯ブラシの種類と違い~

2020.8.06

目次

こんにちは。
川口の歯科「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科衛生士平間、歯科助手阿部です。
今回は電動歯ブラシについてお話したいと思います。
連日コロナウイルスがニュースの中心となっていますね。ウイルスに対抗するためにも口腔内を健康に保つことが大切になっています。それには日々、自身での歯磨きなどのケアでお口の中を清潔に保つことが重要です。
今回はお口の中の衛生状態をより良くするためにセルフケアにおすすめの電動歯ブラシについてお話していきたいと思います。

「電動歯ブラシとは」

薬局や電気屋さんなど様々なところで目にしたことがあると思います。
電動歯ブラシは自動で歯ブラシの頭の部分が動くので歯磨きの難しい子供からお年寄り、障害者の方など様々な方に使いやすく、また短時間で高い清掃効果が期待できます。

電動歯ブラシとよく言いますが、これには実は3種類あります。
・電動歯ブラシ
・音波歯ブラシ(音波振動式電動歯ブラシ)
・超音波歯ブラシ

「おすすめは音波歯ブラシ」

この中で特に音波歯ブラシがおすすめで、当院でもプリニアという音波歯ブラシを取り扱っています。
音波歯ブラシとは、毎分約30,000回の音波振動が発生します。
その振動は、唾液などの水分から多量の泡を発生させ、歯周病原細菌の構造のダメージを与えたり、歯ブラシの接していない少し深い部分の汚れも洗浄できたりと高い清掃効果があります。
音波歯ブラシはその振動自体に清掃効果があるので、歯ブラシをゴシゴシ動かす必要がなく、触る程度の軽いタッチで少しずつ移動させることで磨くことができます。
お口の中全体を約2分で清掃することが可能です。

「電動歯ブラシと超音波歯ブラシについて」

電動歯ブラシはモーターの働きで歯ブラシが振動や回転をすることで、汚れを落とします。電動歯ブラシも音波歯ブラシと同様に、振動があるので歯ブラシをゴシゴシ動かす必要がありませんが、歯全体を手で磨くよりは楽に高い清掃効果が期待できる、というもので汚れやすい部分にしっかりと歯ブラシを当てる必要があります。

超音波歯ブラシは振動数が160~200Hzの微細な振動により、電動歯ブラシや音波歯ブラシでは難しかった粘着性のある強力な汚れまで破壊出来ます。特に重度の歯周病の方に適しています。また口内炎など炎症の原因である菌を除去し治癒や予防に効果があるといわれているので、再発性アフタ性口内炎の方にも適しています。
しかし超音波歯ブラシは振動が微細なため、それ自体は汚れの除去効果が低く手用歯ブラシ同様、ゴシゴシ動かす必要があります。また心臓にペースメーカーや除細動器を使用している方は、誤作動の危険性があるため使用をおすすめできません。またこれらの機器を使用している人の近くで作動させてはいけないようになっています。

高い清掃効果が期待でき、操作も簡単な音波歯ブラシが様々な方にお使いいただけるのでおすすめです。
今回は電動歯ブラシについてお話してきました。おすすめとそれぞれの特徴についてお話しましたが正しい磨き方を知り、正しい使い方をしなければ効果はありません。
電動歯ブラシについてご検討の皆様、お悩みの方は是非当院までご相談ください。

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。