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歯ぎしり・食いしばりについて

2023.10.21

目次

川口・鳩ヶ谷の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科衛生士の熊谷と兼崎です。

今回は「歯ぎしり」と「食いしばり」についてお話していきたいと思います。

 

歯ぎしりの種類

歯ぎしりには大きく分けて3つの種類があるといわれています。

 

①グラインデイング(歯ぎしり)

歯を強く左右にすり合わせる歯ぎしりです。睡眠中の無意識下で起こることが多いです。

ギリギリ音がするので周りの人は歯ぎしりしていることに気が付きやすいです。

 

②タッピング

歯を垂直に動かしてカチカチ音を鳴らす歯ぎしりです。

 

➂クレイチング(食いしばり)

上下の歯で噛みしめを繰り返す動作です。音がしないので気が付きにくいです。

睡眠時や日中、スポーツをしているときなど、日常生活の中で習慣化しいている方もいます。

 

歯ぎしり・食いしばり

 

 

歯ぎしりの原因は?

①ストレス

歯ぎしりの原因として最も多いとされているのが「ストレス」です。

睡眠中に無意識に歯ぎしりや食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられます。

 

歯ぎしりのイラスト

 

②噛み合わせや骨格

上下の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが起こりやすくなります。

一本だけ歯が高くなっていて他の歯と強く接触している場合は歯ぎしりをしやすくなります。

 

➂習慣

様々な習慣も歯ぎしりが原因となり得ます。スポーツ選手が力を入れるときに瞬間的に歯を食いしばるように、それが睡眠中に習慣となって現れ、歯ぎしりをしてしまう場合もあります。

さらに飲酒や喫煙も歯ぎしりを引き起こす原因の可能性もあります。

 

 

④子供特有の原因

睡眠中の歯ぎしりは子供にも起こります。

ただし子供の場合は乳歯が永久歯に生え変わる際の不快感が原因である事がほとんどなので、永久歯に生え変わった後、歯ぎしりがなければ特に問題はありません。

 

 

 

歯ぎしり食いしばりが起こす歯や全身への影響

・歯への影響

歯がすり減ったり折れる事があります。

セラミック素材を使用した詰め物や被せ物をしている場合、割れてしまうこともあります。

また歯ぎしりによって詰め物がずれたりするとそこから細菌が入って再び虫歯になることもあります。

また強い力がかかることにより歯が動いて歯並びが悪くなってしまう原因にもなります。

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・歯茎への影響

歯の根元に力がかかって歯茎と歯の間に隙間ができ、歯周病の原因になることがあります。

歯茎が下がって知覚過敏の原因にもなります。

 

・あごへの影響

口が開きにくくなったり、顎関節症のような痛みも伴ったりする場合があります。

食事が満足に噛めなくなり、口を大きく開けれなくなったりします。

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・身体への影響

頭痛や肩こりの原因になります。身体のバランスが崩れて腰痛などを引き起こすこともあります。

歯ぎしりを繰り返すことで疲れが解消されず、不眠の原因になることもあります。

睡眠時無呼吸症候群の方も歯ぎしりをすることが多いです。

 

 

不眠症の人のイラスト

頭痛のイラスト(男性)関節痛のイラスト(肩)

 

 

歯ぎしり食いしばりにはマウスピースが有効

 

歯ぎしり食いしばりは無意識に行ってしまうものです。

すぐ改善するのは難しいですがマウスピースを使用することで歯を守ることができます。

 

 

歯ぎしり用マウスピースーノーブルデンタルクリニック仙台(仙台駅東口・日曜診療・夜間診療)

 

 

マウスピースの効果は?

①歯が割れるのを防ぐ

何もつけていない状態で歯ぎしりが起こると歯同士が擦れ合って歯が削れていってしまいます。

マウスピースを装着することで上の歯と下の歯の当たりの衝撃を和らげ、歯が削れるのを防ぐことができます。

 

②あごへの負担軽減

マウスピースをつけるとマウスピースの厚みの分だけあごが開きます。

あごが開くとリラックス状態に近くなるので、睡眠中の歯ぎしり食いしばりの力が弱まりあごの疲れを緩和できます。

 

➂その他の症状の改善

噛み合わせの悪さは頭痛、肩こりといった全身の不調にもつながります。

自分に合ったマウスピースを装着することで噛み合わせのズレを直し、全身症状を改善する効果を期待できます。

 

 

さいごに

歯ぎしり食いしばりは歯にとって大きな負担となります。

マウスピースを使用することによってそういった負担を軽減することができます。

またマウスピースは保険適用でできますので負担額にもよりますが治療費も5千円~1万円程でできます。

 

歯ぎしり食いしばりが気になる方は、

川口・鳩ヶ谷の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」にぜひご相談ください。

 

 

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。