お知らせ

マイクロスコープを用いた精密治療

2021.10.20

目次

川口の歯科医院「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科医師 櫻田です。

皆さんは歯科治療器具のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)はご存知でしょうか?

マイクロスコープとは、お口の中を何倍にも拡大して見ることのできる、顕微鏡のことです。

お口の中の虫歯などの病気は極めて小さく、またお口の中は暗い為、肉眼での治療のみではどうしても限界があります。

当院では必要に応じてマイクロスコープを用いることにより、今までよりも更に確実な診断と治療を行うことが可能になってまいりました。

マイクロスコープを用いると今まで見えなかったものが見えるようになり、虫歯の取り残しや肉眼では見つけられなかった病気も見つけられるようになりました。
ここではわかりやすいように身近な例でご説明させていただきます。

下の写真はお財布の中にある普通の千円札です。ボールペンの先は0.5ミリ、肉眼だとほぼこのように見えます。

マイクロスコープイメージ

1000YENと書かれた左側に小さな花びらが3つあるのが分かるかと思います。

ではマイクロスコープで覗いてみるとどうなるでしょうか?

ルーペの映像(約6〜8倍)

 

マイクロスコープで6倍程度に拡大した画像です。

マイクロスコープの映像(約20倍)

さらに、マイクロスコープを用いて20倍程度に拡大してみている画像です。

 

肉眼の画像ではほとんど分からなかったものが見えるようになったことが、分かるかと思います。

実は3つの花びらの中には、一つずつ「ニ」「ホ」「ン」と書かれているのです。

マイクロスコープを用いた治療では、このように肉眼では全く見えなかったものに対して診断、治療を行うことができます。

見えるものしか治療できません

歯の神経の治療で世界的に有名なペンシルバニア大学歯内療法学講座のSyngcuk KIM教授は次のように述べています。

You can only treat what you can see

(見えるものしか治療できない)

今までの歯科治療はレントゲン画像や治療経験を元にして、言わば手探りで治療を進めなくてはならない事が多々ありました。

マイクロスコープの使用により、より確実な診断・安全な治療を行う事ができるようになってまいりました。

お口の中でお困りのことがある方は、是非当院までご相談ください。

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。