お知らせ

乳歯から永久歯へ…

2022.6.30

目次

こんにちは。川口市鳩ケ谷の歯科医院『医療法人社団 歯友会 赤羽歯科川口診療所』歯科衛生士の武田、歯科助手の阿部です。

今回は乳歯から永久歯への生え変わりについてお話していきたいと思います。

こんな事ありませんか?

当院で乳歯についてよく以下のご相談を受ける事があります。

①乳歯が抜けていないのに乳歯の後ろから永久歯(大人の歯)が生えてきた

②乳歯がグラグラしている

➂乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない

 

みなさんもこのような経験があったりお子さんの歯でこのような疑問を持ったことがあると思います。原因や対策をお話していきます。

①乳歯が抜けていないのに乳歯の後ろから永久歯(大人の歯)が生えてきた&②乳歯がグラグラしている

・一般的には乳歯が抜けてから永久歯が萌出してくるので乳歯の後ろから生えてきた場合は歯科医院で一度見てもらった方が良いです

※そのままにしておくと歯列に影響が出る場合があります

・歯の生え変わりは6歳前後から始まりますが歯がぐらつく=抜歯適齢期ではありません

※揺れ始めてから抜けるまで数カ月かかる場合もある

※歯をぶつけたり虫歯によって適齢期ではなくても揺れる場合がある

・永久歯が萌出しようと(成長)してくる時に乳歯の歯の根っこが短くなっていく(この現象を吸収という)

揺れが小さいうちは十分に歯根吸収されていないため歯肉を傷つけたり根が折れて中に残ってしまうリスクがあるので無理やり動かし過ぎるのはNG🙅です

→子ども本人が指👆や舌👅で少しづつ揺らすと良いでしょう(抜歯の時の練習にもなります♪)

➂乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない

・永久歯が生えてこない時は歯科医院で診てもらう必要があります

レントゲンを撮影し切開が必要かや過剰歯、★先天性欠損の可能性などを診てもらう

★先天性欠損…生まれつき歯の本数が足りない状態の事。乳歯が抜けずそのまま残ることも多い(晩期残根)

 

 

 

どうしたらいいの?

歯が揺れている等…

→揺れ始めてから抜けるまで時間がかかる場合もあるため自然にまかせ本人に指や舌で少しづつ動かしてみましょう

むし歯やぶつけたなどの外傷により揺れ始めた場合、抜歯適齢期出ではないことも多いので歯科医院を受診しましょう

※ぶつけたなどの外傷の場合は歯を固定して様子を見る場合がある

 

乳歯が抜けない・永久歯が生えてこない

→乳歯の後ろから永久歯が生えてきり乳歯が抜ける気配がない、永久歯が生えてこない時は歯科医院を受診しましょう

※乳歯が抜けないままの状態だと歯列に影響が出てしまう

※歯肉が厚くて永久歯が出てこれない場合や過剰歯に邪魔されていたり元々乳歯の下に永久歯が無い場合もある

その場合はレントゲンを撮影し確認する必要がある

 

乳歯が抜歯適齢期以外の時期で抜けてしまったら…

乳歯が抜歯適齢期以外で抜けてしまった場合、★補隙装置が必要な場合があります

★保隙装置…早期に抜けてしまった乳臼歯の隣のを利用し、後続永久歯の萌出するスペースを確保する装置のことを

この装置が必要かどうかは歯科医の判断によるので必ず必要なわけではありませんが、乳歯が早い段階で抜けてしまったときは歯科医院を受診し一度お口の中、歯の状態をチェックしてもらいましょう。

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。