お知らせ
噛むことの効用ついて
2021.3.02
目次
川口の歯科医院「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科衛生士の熊谷です。
今回は噛むことの重要性についてお話します。皆さんは「ひみこのはがいーぜ」と言う標語をご存じでしょうか。この標語は噛むことの効用を表しています。では早速噛むことによってどのような効用があるのか見ていきましょう。
ひみこのはがいーぜ
ひ…肥満防止 よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ
み…味覚の発達 食べ物本来の味を感じ味覚が発達する
こ…言葉の発音がハッキリする 口の周りの筋肉をよく使う事であごの発達を助け、表情が豊かになり発音がきれいになる
の…脳の発達 脳への血流が増え脳細胞が活性化し、子どもの知育や高齢者の認知症予防になる
は…歯の病気を防ぐ 唾液がたくさん出るようになり、虫歯になりかけた歯の再石灰化を促す。
また細菌感染を防ぎ虫歯や歯周病予防に繋がる
が…がん予防 唾液には発がん性を抑える作用があると言われているため、よく噛んで唾液を出すことでがん予防になる
い…胃腸の働きを促進 消化を助け食べすぎを防ぎ、胃腸の働きを活発にする
ぜ…全身の向上 歯やあごが鍛えられ、歯を食いしばることもでき全身にちからが入るようになる
このようによく噛むことで病気の予防になり、よく噛むことが健康への第一歩と考えられます。現代では食事の時間を惜しんで噛む時間が少なく、柔らかい食品が主流になっています。弥生時代と比べると、現代の咀嚼回数はわずか6分の1と言われています。
噛む回数が減ることによってどのような影響があるのか
例えば…
・あごが小さくなり歯並びが悪くなる
・歯並びが悪くなると噛み合わせも悪くなり、肩こりや頭痛が起きやすくなる
・唾液の分泌量が減り消化吸収が悪くなる
このように私たちの健康に様々な影響を及ぼします。一口30回噛むといいと言われていますが、皆さんは1口何回噛んでいますか?
よく噛んで食べるための工夫としては
・急いで食べないようにする
→ゆっくり味わって食べるようにしましょう。
・飲み物で流し込まない
→食べ物が口の中にある時は飲み物を摂らないようにしましょう。
飲み物で流し込んでしまうと食べ物が細かくならないうちに胃に送られてしまうので消化によくありません。
・噛み応えのある物を食べる
よく噛んで食べる事を意識し、よく噛んで食べるための工夫をしてみてください。
合わない入れ歯を使っている場合や歯に痛みがあり噛めないなどお困りの方は、是非当医院までご相談ください。
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